ZIL520の納車から半年を経過したので、良いことも悪いことも評価してみる

納車半年後のZIL520(ZIL522)のインプレッション!

納車待ちの半年は非常に長く感じますが、納車後の半年はあっという間に感じます。この期間、キャンピングカーによる車中泊は合計22泊、移動距離は6,000km程となりました。

そこで改めて、ZIL520(ZIL522)の評価を自分なりにまとめたいと思いますが、ネットの上にある多くの評価は、満足している内容が中心であり、不満な点については、語られることが少ないように見受けられたので、敢えてそのあたりにも踏み込んで書いてみようと思います。

また、今回の評価は、私の利用シーンや、使用感を前提としたものなので、客観的な評価ではないことに、ご留意下さい!

 

GOODポイント

まずは、これまでに私が感じた、満足している点を挙げていきます!

 
■ 全長516cmの絶妙なサイズ感
ZIL520はその名のとおり5mを少し超えますが、駐車場の兼ね合いで行き先の制限を受けることが、ほとんどありません。またベースのカムロードが、輸入車のようにセミボンネット型ではない事から、全長の割に架装部分の空間効率が高く、狭い日本の道路や、駐車環境を考慮すると、絶妙なサイズ感であると言えます。例えば、クルマ旅が好きな我が家では、観光地やレストランの駐車場に車を止めることが多いのですが、これまでに、一度も困ったことがありません。逆を言えば、全長が5.5m、横幅が2.2mを超えていたら、駐められなかったであろう場所は、少なくありません。

 
■ 空間効率を高める広大なバンクベットの存在
走行性能とのトレードオフではありますが、516cmの全長において、バンクベッドは空間効率を高める優れたアイデアだと思います。ZIL520に限ったことではありませんが、日本の環境においては、容易に捨てることのできない存在だと言えます。またその大きさについても必要十分であり、我が家の場合は、夫婦2人と子供1人の合計3人で寝ても、狭さを感じることはありません。欲を言えば、以前から進化していない引き出し式ではなく、新たな機構を持った、プルダウン型のアイデアを求めたいところ。それによって、空間効率を更に高めることが期待できるのではないでしょうか?

 
■ 国産車離れしたデザイン性の高い内装と間接照明
欧州車を意識した内装は、国内の競合と比べて頭一つ、二つ先行していると思います。特に、マルチルーム、キッチン、ダイネットの設計は素晴らしいの一言。この点において言えば、欧州車と比べても、遜色なく仕上がっています。私的には、国内のビルダーの多くが、空間や、インテリアデザインにほとんど力を入れていないように思え、そのことが不思議でなりません。

間接照明を品よく配置したことで、高級感のある室内に仕上がっており、グラマーな印象を受けます。またそれと同時に、所有することの満足度も高めてくれます。

マルチルームの仕上がりは、間違いなく国内トップクラス。

 
■ 新設されたクローゼット
私は室内に、生活感を出したくないので、防寒着等を仕舞えるクローゼットの存在は、非常に有り難い。これがないと、シート上に家族分の防寒着を置くこととなり、狭い空間では、部屋が散らかってしまいます。


(出典:バンテック

 
■ 家庭用エアコンが標準装備であること
ディープサイクルバッテリーを3台並列にし、省エネ性能の高い国産家庭用エアコン採用することで、長時間クーラーの利用が可能な点は、世界的に見ても先進的な装備の一つ。また、オプションでソーラーパネルと併用すれば、日中は更に長い時間、クーラーの利用が可能となり、余裕のある電源確保が必須である海外製のルーフエアコンに対して、アドバンテージは大きいと思います。今夏のクルマ旅においては、愛犬を駐車場でお留守番をさせる際はもちろん、キャンプにおいても日中はクーラーを入れっぱなしにすることで、屋外の暑さから退避でき、非常に快適。夜もクーラーの効いた室内は快適そのもの。しかも、我が家はこれまで、一度も外部電源を使ったことがありません。

 
■ 外部ゴミ専用収納庫の存在
キャンプの場合、生ゴミや、空き缶、ペットボトルなど、ゴミを持ち帰るケースが多々ありますが、この収納庫のおかげで、車内に保管をしたり、または外部バゲッジを設ける必要がなく、大変重宝しています。iBoxに発電機を積む場合は、このスペースが無くなってしまいますが、我が家では失うことのできないファンクションの一つ。また、水栓があり、汚れても水洗いが容易な点も有り難いです。もちろん、ゴミだけではなく、何を積んだってOKです。


(出典:バンテック

 

BADポイント

続いて、不満な点を包み隠さず、記していきます!

 
■ テレビのコンセントの位置
テレビのコンセントが棚の下の配置されており、電源コードを差し込むと、ご覧のありさま。せっかく、おしゃれな内装に仕上げたのに、これは頂けない。

 
■ 天井の処理がダサい
長らく手を加えられていないと思われる、室内の天井のデザイン処理は、世界的に見ても劣っている。モケットを貼って、LEDライトとベンチレーターを取り付けました的な処理ではなく、きちんと高級感のあるデザインにして欲しい。

 
■ テーブルの足がガタつく
これも長年アップデートされていないと思われますが、立て付けが悪く、前後左右に斜めになってしまうのは、どうかと。また、見た目もチープ。

 
■ エントランスドアがユーロタイプではない
ドアの横幅が広くのなったのは良いことですが、ドアがチープ過ぎます。ZIL522よりも車体価格の安い車種でさえ、ユーロタイプを採用するビルダーが増えている中、ここで劣るのは頂けない。また、ドアを締めた時の音が、ガッチャン、ガッチャンとうるさく、家族間で起床時間が異なったりする場合、確実に目を覚まします。加えてドアノブが狭く小さい為、ドアの開け閉めがしづらい。

 
■ 大雨の際、雨樋から落ちる水で、乗車しづらい
雨樋自体は、素晴らしいアイデアですが、排水位置がフロントドアから近い箇所にあり、特に大雨となると、濡れないように乗降するのに気を使います。その為、もう少し後ろに延長してはどうかと思います・・・。ただそうすると、バーコード汚れが付きやすくなるというデメリットもありますが・・・。

 

まとめ

国内の環境にジャストフィットしたサイズや各種装備は、やはり使い勝手が良いです。一方で、室内の豪華さやデザイン性は、これまで輸入車との比較において、大分差がありましたが、ZIL520はその差を、一気に縮めたのではないでしょうか。もちろん、上記の不満点でも挙げたとおり、細かなところでは、見劣りする部分もありますが、それでも過去に比べば大分進化しています。我が家はキャンピングカーを購入する際、輸入車から探し始めましたが、もしこの一台に出会ってなければ、国産車を選んでは、いなかったかもしれません。それほど私の場合は、内装のデザイン性というのは、大事な要素でした。

加えて、日本独自のテクノロジーを活かしたエアコンや、日本人的発想の中で生まれた外部ゴミ専用収納庫など、便利な機能も豊富。

用途を選ばず、移動に最適で、またいかなる環境でも快適に過ごせる室内は、私的にはベストな1台だと思っています。
実際に、ZIL520は過去に前例が無いほど売れているようで、納期も大分長くなっていると聞きますから、それらの点は、市場でも受け入れられているのでしょう。

やはり欲を言えば、バンクベッドの機構や天井の処理など、従来から変化していな点もあり、このあたりは、次回のモデルチェンジで、変更を求めたいところ。また、国内環境にこそ、スライドアウトを採用して欲しい。走行中はコンパクトに、停泊中は広く使えるこの機能を採用すれば、更に快適性が高まるように思います。もちろん、コストや車重は高まりますが・・・。

それと今回は、いくつかの不満点も敢えて書きましたが、逆を言うと、それぐらいしか不満がありません。

もちろん、今回触れなかった走行性能においても改善の余地はありますが、これはエアサス等のオプションで、ある程度は改善されるので、今はそれほど不満もありません。ただし、レガートのように走行・安全性に重きをおいたモデルも存在するので、設計思想から見直すモデルチェンジも、期待したいです!

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6件のフィードバック

  1. かっちゃん より:

    的確な感想!
    全くその通りです。
    以前よりオシャレな感じになりましたね~
    意外と距離少ないのが以外ですが(笑)

    確かに7メートルクラスの輸入車にも憧れますが関東近辺、ましてや都心近くでは
    コインパーキングに入る絶妙なサイズで行き先を選びませんから、
    キャンピングカーは使えてナンボと思っています。
    身の回りの環境が変わり、気持ちが整うまでこのサイズで行きたいですね。

    • unknown より:

      かっちゃん、こんばんは!
      走行距離が意外と少ないのは、ここ最近、オフ会中心になっているからです!w

      クルマ旅を一通り終えて、完全にキャンプ中心になれば、輸入車も視野に入るのですが、
      かっちゃんの言うとおり、行き先を選ばないことが重要ですよねー。

  2. かおなし♪ より:

    おっしゃるとおり、誠に的を射ています。
    一番同意したのはエントランスドア。
    これのせいで購入候補から消えました。
    次期ジルで改善して欲しい部分です。

    • unknown より:

      かおなしさん、お久しぶりです^^
      エントランスドアを頑なに変更しないのは、何か理由があるのですかね~?
      次のモデルでは、より完成度が上がるのでしょうから、
      乗り換えられるよう、お仕事に精を出したいと思っています!

  3. そよ風2号 より:

    あとビルダーさんにこんな物を開発してほしいなーってのが、
    キャビンの四角い窓を乗用車の様にパワーウインドウの機構があると良いなーと感じます。
    後ろに乗ってる人も窓あけてバイバイーとか出来ますね
    安全面を考慮してこの機構のユニットを開発すれば様々なビルダーで、使われるのではないかなーと
    開発しますかー?www

    • unknown より:

      その発想はありませんでした!さすがです!
      押し出し式のウィンドウですと、走行中に開けることもできませんしね~
      パーツを海外から取り寄せて組み込むことしか、ビルダーはやらないので、
      そもそもそういう発想ができないのかもしれませんね。
      キャンカーの販売台数も伸びているので、全てに搭載される必需アイテムを開発すれば、儲かりそうw

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